股関節はやっぱり走るときにはとても大切

木曜日に「スプリントトレーニング」のパーソナルトレーニングをやってきましたが、天気も良くて、クライアントさんもとても気持ち良さそうにトレーニングされていました!

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ご自身のスマホで動画を撮って見直すということもされています。さすがトレーニングコーチです!

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そして、このリード・・・じゃなく、「ハーネス」と呼ばれるものを使って、レジステッド・スプリントというトレーニングもやっています
わかりやすく言うと、「タイヤ引き」と同じです

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このスプリントトレーニングの時に、いつもキーワードになる「股関節」とか「脚の付け根」

先日股関節を使った「脚の引き上げ」で大腰筋がどう働き、そして大きくなるのかをお話しましたが、ランニングのパフォーマンスアップに重要と言われているものがもう一つあります

それは、股関節を使った「脚の振り戻し」です

皆さんも、こんなヒップを目指したことが一度はあるのではないでしょうか?
私も目指してました!!もちろん、その動機は陸上競技の短距離で速く走るためにですよ?!

このよく鍛えられたヒップ(股関節)は、スプリントだけではなく、長距離のランニングにもとても役に立ってくれるのです
※もちろんお尻の一部の筋肉だけではなく、太ももの裏側の筋肉も大切です

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先日のブログで「よく鍛えられたら、今度は走り方の練習やランニング、スピードトレーニングなどをじゅうぶんにおこなう必要がある」ということをお話しましたが、今日もそんなお話です

四つ足動物は脚の付け根がしっかりしてる

この写真は、チーターですね!
草原を疾走する姿はかっこ良い!他にも、サラブレッドや犬や猫など、四つ足動物の脚の付け根に注目してみましょう
付け根が太く足先はシャープですね!

この脚の付け根で脚を地面に振り下ろして力を伝えているのです

チーターが走っているところを想像してみてください!
後ろ脚で地面を押すと同時に前脚を前に降り出して前進していきますよね

そしてうらやましいのが、ずっと「凄い前傾姿勢」で走っているからか?とにかく速い!
これは私たち人間はなかなか真似できませんね!

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股関節を活かせるかどうかは膝や足首の動きにもかかっている

下の図は私たちが参考にする「バイオメカニクス」という分野の教科書に載っている、走っているときの股関節、膝関節、足関節の動きを模した「モデル図」というものです

この二つの脚の動き(前から後ろに脚をスイングしていると思ってください)では、どちらも股関節を伸ばす(脚を後ろに振り戻す動作)スピードは同じです
しかし、膝の伸びるスピードは図の向かって左は「速い」右は「遅い」となっています
膝を伸ばすスピードが遅い方が「よく進む」となっていますね!

つまり速く走る人は、地面に力を加える瞬間は脚全体が固まった状態だということを表しています

これは、せっかく股関節でパワフルな動きができていても、地面を後ろに蹴ろうとしたりして膝が「ピン!」と伸びてしまうと、股関節で発揮されたパワーがロスして地面にうまく伝わらず、「頑張ってるのに進まない」ということが起きますよということです

もしもあなたが広〜い海の真ん中に、ゴムボートと、途中でパキパキ折れ曲がるオールを渡されたらどうでしょうか?
「漕いでも漕いでも進まない!(泣)」はずです
※「そのパキパキ折れ曲がるところよりも先を持って漕ぐから良いもん!」とかいう屁理屈は禁止です!!笑

これをできるようにするのが、「ランニングスキル」の練習なんですね

キック動作モデル

図の引用元:スポーツバイオメカニクス  深代 千之 (著), 平野 裕一 (著), 桜井 伸二 (著), 阿江 通良 (著) 2000/10 朝倉書店 p14 図1.6キック動作のモデル

この走り方を可能にするのはそう簡単ではありません

  1. 筋力トレーニング(全身の基本的なもの)をやる
  2. プライオメトリクス(ジャンプトレーニング)をやる
  3. ドリルやある程度速いスピードのランニングで走り方の練習を繰り返す

高度なテクニックや魔法の走り方を良く見たり聞いたりしますが、そういった「テクニック」の練習をするにしても、まずは「カラダの基礎工事」が必要です

筋肉達をちょっと大きくしたいとか、強くしたいと言うときは、運動の「強度」がとても大事なんですが、ゆっくりのランニングだけでは正直「強度」が足りません
だから、そこは筋力トレーニングの力を借りたり、スピード(強度)の高いランニングをしなくてはいけないのです

※筋力トレーニングとプライオメトリクスと言われるジャンプのトレーニングがどうして重要なのかはまた改めてお話することにします。1と2はどちらもセットで強化してもらわないといけません

プライオメトリクストレーニングの効果については、以前に「接地のしかた」の記事で紹介した「バネの効果」です

モトGP(オートバイレースの世界選手権最高峰クラス)のメカニックが、ドキュメンタリー映画「FASTEST」の中で

「The KISS principle, “Keep It Simple Stupid”」
この言葉を使って、「200のセンサーで色々とチェックをしているけど、その中で見るのは20項目だけだ、KISSの原則さ、シンプルにしておけ!!ってね」

こんなことを言っていました
私も同感です

歩いたり走ったりする時に活躍してくれる股関節が大切なのは事実です
ただし、それだけでは走れません
それに、トレーニングは「すぐに効果が目に見える」ものでもありません
本当はすぐに効果を見たいのですが、手に入れるには、時間も必要です

末永くランニングをやスポーツを楽しんでいくため、そして健康に過ごすためには、「基礎」で土台をしっかりさせもらいたいと思います
そしてそのために、SPRINTは「本当に効果的な」トレーニングを提供していきます!